深海旅行での対峙

脳内宇宙というには狭く深いところを語りたい

「人狼」は世間に広まるべきでは無かった

 

さて、新たなブログを開設してみました。

ここではより趣味的でニッチでマニアックなことを語っていきたいなと。

ある程度の事前知識のようなものを要するかもしれないので自分にはついてけないと思ったらブラウザバックでお願いします。

 

 

 

今回はいわゆる「人狼ゲーム」について少し思うところを書きたい。

決して一昨日やったから書こうと思ったとかそんなんではないのですよ。

誰を責めるつもりも無く、ただ2年くらい前から思っていたことを満を持して書くというだけの話であります。

 

 

まず初めに言いたいのが、私は人狼という遊びを知らなくても良かったなということ。

いや、遊び自体はとても好きなのだが、私が知り得るほど有名になる必要はなかったなということが言いたい。

分かりやすく言えば、ここまで一般化された遊びになる必要はなかった。

 

恐らくじわじわと広がっていた人狼という遊びが爆発的に広がる起爆剤となったのはフジテレビで放送された人狼のテレビ番組なのではないか。

実際私もそこから知った口だが、その番組が放送を終了する頃からパーティーゲームの定番みたいな扱い方をされるようになってきた気がする。

それもここ5年くらいの話のはず。

 

まあ広まり方の話は良いとして、では何故一般化するべきでは無かったかと言うと、簡単に言えばルールが複雑すぎるのだ。

もちろん役職の多さなどは言うまでもない。

先ほど述べた通り大きく広まり始めたのは5年前ほどだというのにもう既にローカルルールの量がすごい。

大富豪の比じゃないぞ。

村人(市民)、狼、占い師(予言者)、霊媒師、騎士(狩人)、狂人(狂信者、二重人格)が基本的な役職だと思うのだが、もうこれを挙げただけで呼称の多さに疲れてしまう。もちろんこれだけではないだろうし。

これにプラスしてとんでもない数の特別な役職が存在する。

コスプレイヤーってなんだよ!

パパラッチってなんだよ!

パン屋ってなんだよ!

たまに人が復活できるルールがあったりしてな。

むずいのだとにかく。

これがパーティーゲームになって人が集まるとやるようになって、ちょっとだけやったことある人間や初めてやる人間もいる中このルールを理解させてゲームを回すことが出来るのか。

 

もう一つ。

誰しもが体験のあることであると思うが、スマホいじってて議論聞いてないやつが必ず一人は居やがる。

しかもその人間が聞いていないとゲームは成立しないのだ。

パーティーゲームとしての壁その2、全員がちゃんと聞かないと成り立たない。

また、死んだ人間が外から口を出さないようにするのも大人数で楽しむ場においてはなかなか難しい。

 

まあパーティーゲームとして難しい理由はもっと色々あるよ。

世間話をするとゲームが進まないとか、一回が長いのに早々に退場する人がいるとか、一番の重要キャラ村人をやたら減らして役職増やす輩がいたりとか、経験値が推理に利用できるとかあげていけばキリがない。

 

実際にはトレーディングカードゲーム(以下TCG)枠だと思うのだ。

TCGはカードを集めるというところにまず金銭的かつ心理的ハードルがあり、カードを集めると同時にルールも覚えていくため、いっぱしに戦える状況が整うときには頭の中も戦う準備は整っているのだ。そのはずなのである。

たまに覚えてない奴いるけどね。

俺は遊戯王強いぜみたいなこと言ってたくせにいざやってみたらいきなり表側守備表示でモンスター通常召喚した斎藤君見てるか~い???

たまにいますよね。アニメ民が。

まあ私もチェーンとかまだ分かり切ったわけではないのであんま言えないけど。

 

何の話だっけ。

 

あ、そう、人狼の話。

そもそも人狼って嘘を吐くのが本質のゲームだと私思ってないんですよね。

あれって何処でリスクを犯すかとかどの選択が一番効率的かを考えるゲームって感じだと思うんですよ。

その最後の判断基準として嘘を見抜く能力があるというか、対立が現れたときにどちらを信じるかじゃなくてどっちも信じないうえでどう動くのが一番良いかを考えるゲームってイメージなんですよね。

それ故にこの役職はこういう戦術があるなって言うなんとなくのセオリーを知っておかないと正確な推理は出来ないと思ってるんです。

それが大半の人は嘘を吐くゲームだと思っているから、まあその辺の考え方も単にゲーム性なんですけど、ズレが生じている。

みんなでやるゲームにしてはみんなでやる難易度が高すぎる。

いや、わかるよ、みんなそんなガチでやりてえ訳じゃねえんだよって言う声、聞こえてるよ、わかるよ。

そうじゃなくて、ガチでやりたい人間も、暇つぶしにやりたい人間がどちらも「人狼やりたい」の声で集まってしまう事が問題だと思うのです。

ガキとジジイは同じ鍋を食えないのですよ。ガキは塩っぽいのが好きだしジジイは塩分控えめじゃないと死ぬ。

そういうこと。

その結果として、もっと少人数のルールと戦術を理解した一部の人間で盛っているべきだったという思考に行き着いたわけです。

 

 

 

 

まあもう広まったものをどうこう言っても止められないのです。

どうせ明日も卍どもは合コンでやるんでしょ。

そこに参加した僕がこのブログをすっと差出し「こういうわけだから」といった瞬間お開きになりその後秘密の二次会が始まるのですよ。僕以外のメンバー全員で。

あーもうどうしようもない。

ということでこの先どうするか編です。

 

結局私が言いたいのは全員のルールや戦術の理解のレベルを平均的にあげてゲームがしたいというだけなのだ。

そこで一つ、人狼やる人この指止まれと声をあげるウェイの方には是非ワンナイト人狼をまずはやってもらいたい。

後から「俺もはいっていい?」などと勇気を出して言ってくる陰キャ君がいるだろう。

そう俺だよそれ。

そういう人を入れやすいのが利点の一つ。

スマホをいじりたい人は逆に出ていきやすいんだ。

パーティーゲームとしてそこは結構重要だったりする。

それにルールを覚えるのにもちょうどいい。

どういう嘘を吐けばいいかが全員にわかる。

相手が嘘を吐くときどういう癖があるのかも若干わかる。

これをずっとやってくれというわけではなく、これを10回やってからエブリナイト人狼するだけでも多分最初の感じが全然違うと思う。

初めて入った人でもエブリ二回目からは普通にプレーできるんじゃないかと思えるほどだ。

是非、お勧めです。ワンナイト。

oj.bakuretuken.com

これ使ってください。

 

 

 

もう一つ、私も比較的最近知ったのですが、人狼用語みたいのが世間にはある。

ローラーとかグレランとかそういう言葉があるのです。

グレランはグレネードランチャーじゃないですよ。グレーランダムです。

その辺の言葉の意味を理解できるようにすることが一つルールの理解へつながるというか、それが分かればルールも理解できているという一つの指標になり得るかなと思うので、こうちょっと触れたことあるよみたいな人にはそういう言葉を教えてさらなる理解を促していきたいなと思ったわけです。

 

 

 

 

まあ私は真面目に人狼やりたい民なのでね。

色々戦術練って話しても誰も聞いてないみたいな状況になり得る現状に思うところが多々あったのです。

まあ実際そういう状況になったからしばらくやってないんですけどね。

 

補足ですが、役職というのはいわばTCGで新しいパックを開けるようなものなのでちゃんとルールを理解していれば順応し得るものです。

最初にあげた役職の多さというのは複雑な要因でありながら、ルールをしっかり把握していれば多くのカードでデッキが組めるという非常に楽しいものです。

ルールを誰もが知っている状態でもっとバラエティに富んだ遊びができるようになればそれに越した事はないともちろん思っていますよ。

 

そういうところまで行ったら今度リアルの時間経過に合わせて5日ぐらいかけて人狼やってみたいですけどね。

まあもちろん学校行きながらとかになりますけど。

楽しそうじゃないですか?

「本来人狼は全員が全ての会話を聞いている状態で話さなければならない」っていうルールが場によってあったり無かったりするんですけど、まあその辺は自由にいじってやってみたい感じはありますね。

それこそ本当に戦術まで知り尽くした人間とやってみたい。

 

 

 

これからも遊びとしての発展は続くと思います。

だからこそゲーム性というのが大事なのです。

是非やる際にはルールと戦術というのを理解しようと努めてみてください。

 

以上。